政府の仕事 2022 12 18

 アメリカのニュースでは、
相変わらずインフレのニュースが多いです。
 一口にインフレと言っても
インフレの原因を分析する必要があります。
 もしインフレの原因が賃金と家賃の高騰だったら、
中央銀行の利上げは意味がありません。
 利上げをすると労働力が供給されるでしょうか。
むしろ逆効果だと思います。
 アメリカには「FIRE」という「早期引退文化」があります。
利上げをすれば利子収入が増えて、
労働者、特に高齢労働者は戻ってこないと思います。
 働ける能力があるのに働かない人たちには、
政府が労働参加しやすい環境を作るべきです。
 さて、家賃の高騰については、
住宅市場に住宅が供給される必要があります。
 しかし利上げをすると住宅建設が停滞します。
住宅は借金で建設するからです。
 日本のバブル経済の時は、不動産価格の高騰に対して、
中央銀行が急速な利上げで対応しましたが、
本来は政府が対応すべきだったのです。
 当時、東京の不動産は世界一高いと言われましたが、
東京の建物は低層ビルばかりでした。
 規制緩和して高層ビルを建てれば、
不動産が供給されて価格高騰が収まったと思います。
 こうしてみると、
インフレ対策は、基本的に政府の仕事であり、
中央銀行は、補助的な役割だと言えるでしょう。








































































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